留学先の検討【留学準備 STEP 2】
前回のブログで以下の二つを検討し、結論として「2. 退職して留学する」道を探すことに決めました。
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現役のまま休職して留学する
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退職して留学する
次は、実際に自分が「何を」「いつから」「どのように」学びたいのかについて、熟考していきたいと思います。
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WHAT「何を」
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「世界幸福度調査」で3年連続一位になっている(2020年時点)フィンランドの教育
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「子供の幸福度リポート」で世界一を獲得した(2013年時点)オランダの教育
https://www.unicef.or.jp/library/pdf/labo_rc11ja.pdf#search=%27子供の幸福度リポート+2019%27
また、オランダはイエナプランやモンテッソーリ教育といった、オルタナティヴスクー
ルを多く持つことを特徴としており、「個に応じた教育」を学ぶことができるのが魅力
の一つです。イエナプランについては、また別のブログで詳しくお伝えできればと思い
ます。
- 公立学校の教育水準が高いと言われているカナダの教育www.usnews.com
中学校までの公立学校の割合が90パーセントを超え、大学を含めても、一生にかかる学費が安いこ
とを特徴とします。留学生や移民の受け入れも多く、「開かれた教育」を行なっています。また、
Giftedという飛び級システムや、市営のベビーシッター養成コースを経れば小学生でも働くことが
できるシステムなど、画一的でない教育システムを特徴としています。
Giftedの話。日本語では英才児とか、天才児と訳すんだろうけど、ニュアンスが違うって気がする。Giftedは贈り物を意味するgiftが語源で、神あるいは天から与えられし贈り物という感じ。「その才能を社会のために還元しなさい」という意味を含んでいると思う。「ザ・ギフティッド」(2014)
一位はアメリカとなっていますが、アメリカは教育格差が大きいという特徴も併せ持ちます。
二〇一三年、アメリカ合衆国における教育の状況は重大な段階に達した。史上初めて、公立学校に通う生徒の中で「低所得層」に相当する割合が過半数ー正確には五一パーセントーに達したのだ。
「私たちは子どもに何ができるのかー非認知能力を育み、格差に挑む」(2017)
- 上記ランキングで二位イギリスのシティズンシップ教育
私がシティズンシップ教育を知ったのは、大学の卒業論文を書いている時で、「市民
性」を育てることを目的とした教科があることに驚いたのを覚えています。また、ノン
フィクション本大賞を受賞した「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の中
でシティズンシップ教育に再び出会うこととなり、その概念や目標にますます興味を持
つようになりました。
EU離脱や、テロリズムの問題や、世界中で起きているいろんな混乱を僕らが乗り越えていくには、自分とは違う立場の人々や、自分と違う意見を持つ人々の気持ちを想像してみることが大事なんだって。つまり、他人の靴を履いてみること。「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」(2019)
WHEN「いつから」
2020年時点で30歳の私は、2025年35歳までに海外留学をすることに決めました。
5年後に特に強い意味があるわけではないのですが、日本で留学前にしたいことを済ませるのには、あと5年程度必要であると考えたからです。
HOW「どのように」
「留学」は、「自国以外の国に在留して学術や技術を学ぶこと」という意味を持ちます。そのため、大学に所属すること以外の学びの方法も広く検討していきたいと思います。「海外の教育を学びたい」という目的を達成するための方法として検討したいのは、以下の3つです。
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海外の教育系大学で学ぶ
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海外の教育機関で働く
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海外で子育てをし、その経験を通してその国の教育を学ぶ
結論を先に申し上げますと、「3つすべてを経験したい」という気持と、WHAT「何を」に挙げた項目のできるだけ多くを学びたい、という気持ちが強かったことから、その想いを叶えることができる方法を考えることにしました。
次回はWHAT「何を」とHOW「どのように」を中心として、より具体的な検討を行なっていきたいと思います。
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